
東海染工は1941年の設立以来、織物/ニットの無地/プリントと、染色加工に関わる様々な技術を磨きながら、1963年にはタイ王国、1990年にはインドネシア共和国にて現地法人を設立し、早期にグローバル化を図って参りました。
また、非繊維事業にも積極的に挑戦し、子育て支援事業は運営施設数が100を超える当社グループ中核事業へと成長しました。
さらに長年培ったノウハウと設備を活かし、2017年より洗濯事業を開始。設備増強により規模拡大を続けております。当社グループは、生活関連事業会社として、従前の事業の枠に捉われることなく、新たな事業の創出に積極的に取り組んでまいります。
2025年3月期
子育て支援事業では、こども家庭庁が推進する「こども未来戦略」および、その加速化プランにより、2025年4月からこども・子育てに対する支援がさらに拡充される事となり、子育て支援事業者への期待や要求は一層高まることが予測されます。
子育て支援関連の有資格者人材の確保は、更に厳しい状況ではありますが、企業内保育所の運営受託の拡大、認可保育園の公募への参加、放課後児童健全育成事業(放課後クラブ)の周辺自治体への拡大を図ります。
洗濯事業は、前期に導入した設備を活かし、新規客先の開拓や新規アイテムの取込みを進め売上拡大を目指します。
機械販売事業は、国内外に向けた染色関連設備や薬液濃度制御装置の販売強化、それら技術の使用した異業種への技術転用・設備提案・販売に努めます。
機械販売事業は、国内外に向けた染色関連設備や薬液濃度制御装置の販売強化、それら技術の使用した異業種への技術転用・設備提案・販売に努めます。
海外では、既存取引先との連携を深め、新規マーケット・新規客先の開拓に注力するとともに、新商品の開発や新たな素材提案により受注拡大を図ります。
また、インドネシア子会社では、旺盛な無地染需要に対応すべく、連続染色機1台を増設するとともに、更なる品質改善・品位向上をはかるべく既存設備の改造・改良を実施することで、収益拡大を目指します。
国内では、大手紡績の繊維事業撤退など、繊維業界再編の流れは今後も続くと考えております。今後も振替受注の積極的な獲得、新たな素材への挑戦、特殊加工品の拡大、新商品提案などを通じ、受注拡大を図ります。また、多様な素材に対応するための設備の改善や加工技術の確立などを続けるとともに、更なる生産性向上およびコスト削減活動により利益改善を図ってまいります。