東海染工は1941年の設立以来、常にものづくりにこだわり、天然繊維を中心に織物、ニットの無地・プリントと、染色加工に関わる様々な技術を磨きながら操業して参りました。
1963年にはTokai Dyeing CO.(Thailand)を設立、1990年にはインドネシアにT.T.I.(P.T Tokai Texprint Indonesia)を設立し、繊維業界では早くからグローバル化を進め、世界の各地で活躍の場を求めてきました。現地化を進めることで、アジアを中心に世界中の人々に東海染工の商品を手にとっていただこうと、これまで推し進めて参りました。カジュアル衣料、ユニフォーム、産業資材など様々なシーンで使用される繊維製品は私たちの身の回りの生活をつかさどるのに必要不可欠な商品です。繊維製品の染色加工のみならず、制菌、抗菌加工、防縮や撥水などの機能付与技術は世界の人々に評価いただいております。
生産においては、国内全工場でバイオマスボイラーを導入し二酸化炭素フリーの加工を実現、加工工程で使用する苛性ソーダ回収再利用化を進めるなど環境に配慮した改善を進め、地域への貢献や継続性を意識した生産活動をしています。地域に根ざし、地球環境にやさしいものづくりこそ真の価値が得られるものと自負しております。
「ものづくり」を通してお客様に認められる商品を作ることを第一にこだわってきました。高品位の商品をより安く提供し、お客様にお届けするまでしっかりと責任を持つことが当社に求められていることであります。
自社のものづくりへの姿勢、技術力の向上、更に環境問題への取り組みを今後継続していき、社会へ還元できる企業を目指して参ります。
また、染色加工以外の非繊維事業への取り組みにも積極的に挑戦し事業拡大を図ります。染色工程における品質の色や風合いのバラツキ、ムダな薬品の排除の問題を解決するために生まれた各種薬品の濃度制御装置(CCC Meter)は繊維染色加工以外の業界においても採用されており、更に異業種に向けての開発を目指します。染色加工技術のノウハウを活かしたランドリーサービス事業、関連会社では保育サポート事業の「トットメイト」が、それぞれその生み出すクオリティーから高い評価を得ております。
今後も、周辺事業の強化を図り、繊維事業と非繊維事業のバランスを取りながら成長を続けていきたいと考えております。
染色加工事業を基盤とした技術力の向上、周辺事業へのチャレンジ、お客様に認められる企業を目指し、積極果敢にチャレンジを続け、事業の拡大を目指します。