東海染工では、創業以来永年培ってきた染色加工技術を背景に、織組織、素材構成等様々な種類の生地に染色整理加工を施しています。色・柄はもちろんのこと、風合いや肌触り、更には機能性の付与など、様々な加工が可能です。例えばスポーツ用途では、ハードな環境でも快適に過ごせる様に、汗をすばやく吸収して肌面のべた付きを抑えつつ速乾性にも優れた加工を施し、アパレル用途では光沢感や起毛感の付与及び柔軟性のアップなど、素材の特性や意匠性、デザイン性を重視した加工を施します。さらには撥水、形態安定、汚れ防止、抗菌、光触媒加工など、実用性や利用シーンに合わせた付加価値もつけています。
特に綿の染色加工では国内トップシェアをほこります。織物、編物を問わず、無地染から捺染まで幅広い加工技術と独自技術を持って、お客様の多様なリクエストにお応えできる品質管理と生産力の向上に努めてきました。その技術力はナイロンやポリエステルなどと綿の複合素材の加工も可能とし、職人的な技術、知識や経験を合せて生産技術の向上に取り組んでいます。
お客様からお預かりした生地を、お客様の御要望に合わせた染色整理加工を施したのち、お客様へお返しする委託加工を行っています。
国内には下記の事業所があります。
綿および合成繊維複合素材織物の無地から捺染まで幅広い加工を行っています。
無地では液流染色機と連続染色機を保有し、捺染ではロータリー、フラットスクリーン、ローラーと3機種を有しています。月産300万mの加工能力と様々な加工バリエーションがあり、物作りへのこだわりと、より良い商品をより安く、そしてより早く生産することを目指しています。
短繊維ニット(綿・レーヨン・合成繊維及びそれらの複合素材)の無地から捺染まで幅広い一貫加工が可能です。
無地では液流染色機、捺染ではフラットスクリーンを保有しています。月産100万mの加工能力と様々な高品位・高機能加工があり、こだわりのある商品をお客様の要望に合わせて御提案しています。
捺染の入り口である、企画と彫刻を行う事業所です。お客様から頂く図案を分析して、布の上に再現する方法を検討し、捺染型の設計・製造を行います。出来上がった捺染型では、マス見本を作成してお客様にお届けします。
また、デジタルプリンターでの織・編物の量産プリントも名古屋事業所で行っています。
デジタルプリントは、織物、編み物にダイレクトに染料を噴射して柄をプリントする新たな技術です。染料インクの開発、布へのプリントに最適化したRIP(ラスターイメージプロセッシング)ソフトウェアーの開発により、精細な、高堅牢度プリントを実現しました。型を作らずにプリントができることから、小ロット対応や、クイックな物作りに対応しています。
東海染工の本業である加工料部門は、お客様の生地に染色加工を施す委託加工ですが、テキスタイル部門は自社で手配した生地に染色加工を行い、染色加工後の生地をお客様へご提供する生地販売を行っています。
テキスタイル事業部は、染色加工済のテキスタイルを直接購入したいというお客様からの要望により成立しました。
染色メーカーとしての土台と豊富な染色知識を基に、他の生地商社や生地問屋にはないオリジナルなモノ作りの御提案をおこなっています。
取扱商品は多岐に渡り、素材的には編物・織物、加工的には無地染・プリントともに販売しています。商品の用途も、婦人・紳士のカジュアル用途から、ワーキング等のユニフォーム用途まで幅広く対応しています。